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作成中・・・。 こっちで作ってるからこっちに行くといいんだぜ?
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+ 目次 概要 用語英数字/記号 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 略称 アイテム装備DISC第三部 第四部 第五部 第六部 第七部 遠距離スタンド 記憶DISC 食料 消費アイテム コミックス ヤバイもの 略名・用語 敵・仲間名第一部 ファントム・ブラッド 第二部 戦闘潮流 第三部 スターダスト・クルセイダース 第四部 ダイヤモンドは砕けない 第五部 黄金の風 第六部 ストーンオーシャン その他 その他の略名・用語名罠 ダンジョン ダンジョン内特殊エリア ヴェネチアホテル 概要 ディアボロの大冒険の界隈で用いられる専門用語。 万人には伝わらない恐れがあるため、本サイトでは可能な限り用いないようにしていますが、 分からない単語が出てきた際はこのページの情報をぜひご参照ください。 用語 英数字/記号 用語 意味 KMQ SOFT ディアボロの大冒険 ver0.13以前の制作に携わった偉大なチーム。2008年9月30日に解散した。 TA タイムアタック。ゲーム内でのクリアタイムで競うものと現実の経過時間で競うものがある。 あ行 用語 意味 足踏み その場で急速にターン経過する行為。「攻撃・決定キー+ダッシュ・キャンセルキー」で可能。移動せずにターン経過できたり、素振りでは時間のかかるターン経過を手早く行えるのが利点。 売値 店にアイテムを置き、売却する際に提示される金額。 永住 特定のダンジョンに滞在し続ける行為。周回を利用して鉄獄・裏鉄獄に滞在し続ける「鉄獄永住」、終わりがない一巡後の世界に滞在し続ける「天国永住」が存在する。新鮮味のあるプレイングを味わいたい場合やアイテム収集の際に用いられる。 遠距離スタンド 「撃つ」を選択することで飛び道具のように撃ち出し、敵にダメージを与えたり状態異常を付与できたりする。別名、射撃DISC。 漢識別 未識別のアイテムを使用(発動)して識別する行為。「おとこしきべつ」と読む。有効に働くケースもあるが危険が伴うプレイングのため、不必要に用いないよう心掛けたい。 鬼ハンド 自身の「会心の一撃かミスしか出ない」装備能力と、会心の一撃が出ると追加効果が発生する装備能力を合成させたザ・ハンドのDISC。「鬼のような性能のザ・ハンドのDISC」が由来。チリペッパーのDISCの能力を必須とし、ハイウェイ・スターのDISC・ホワイトアルバムのDISC・ボーイⅡマンのDISC等の能力を加えて完成となる。 オーラ敵 鉄獄・裏鉄獄でのみ出現する、水色のオーラを纏った敵。詳しくは「鉄獄」ページの「特殊な仕様」を参照。 か行 用語 意味 買値 店の商品を拾い、購入する際に提示される金額。アイテム名の右に緑色の数字で記載されている。 価格鑑定 アイテム毎に予め定められている買値・売値を基にし、未識別アイテムの正体を予想する行為。買値・売値が同じアイテムは複数存在することが多いため必ず特定できるわけではないが、必ず呪縛が付与されている装備DISCを装備せずに済みやすい。詳しくは「未識別アイテム鑑定ガイド」ページを参照。 角抜け 通路や部屋の角を挟んで斜めの位置にいる敵に対して攻撃が当たること。「かどぬけ」と読む。角を挟んで斜めの位置にいる敵に通常攻撃を繰り出しても普段は当たらないが、ザ・サン、スティッキーフィンガーズ、オー!ロンサム・ミーのDISCを攻撃に装備して通常攻撃を繰り出した場合、角抜けする。 逆三種の神器 シビル・ウォー(アイテムを捨てられない)、チープ・トリック(背後を取られるとダメージを受ける)、エンプレス(時々敵の睡眠を解除)のDISC。便所のネズミのクソにも匹敵する程のあまりの邪魔さで出現率が高いことから逆神器として扱われる。「漢識別したらこのDISCだった…」というエピソードは、誰しもが一度は経験したであろう。 固定ダメージ 攻撃力・防御力の値を無視して発生するダメージ。マンハッタントランスファーの射撃等がそれに該当する。ヌケサクのDISCを投擲して敵の攻撃力を下げても、装備DISCの修正値を上げて防御力を高めても受けるダメージを減らせないため非常に厄介。逆に言えば敵の防御力も無視されるため、硬い敵には銭投げ等で効率良くダメージを与えられる。攻撃力・防御力の値を無視するだけで、効果によるダメージ減少は反映される。(例:射撃ダメージを2/3にするクラフトワークのDISCを装備時、マンハッタントランスファーの射撃による固定10ダメージは6ダメージに減少する) さ行 用語 意味 三種の神器 エアロスミス(敵感知)、ハーヴェスト(アイテム感知)、ドラゴンズドリーム(罠感知)のDISC。いずれも出現率が非常に低いが、探知能力のあまりの強さから神器として扱われる。 死亡フラグ 死を予兆させる伏線。序盤でレアDISCを拾う等、見合ってないほど恵まれた状況に遭遇すると立ちがち。 射撃 「撃つ」を選択し、遠距離スタンドを撃ち出す行為。類似した言葉に「投擲」があるが、こちらは「投げる」を選択してアイテムを放り投げる行為で別物。 射撃DISC 遠距離スタンドの別名。 周回 鉄獄・裏鉄獄の19Fの階段で20Fに行かず、装備DISCを引き継いで1Fに戻る行為。行わない場合、「無周回」と呼称する。 修正値 装備DISCが識別済みの場合にアイテム名の右側に「+○」と表示される数字。「+○」が表示されていない場合は0。装備DISCの強化具合を示しており、数値が装備DISCの攻撃・防御の値に加算されたり、装備DISCの発動回数であったりと攻略において重要な要素を占めている。詳しくは「装備DISC」ページの「修正値」項目を参照。 商品 買値が付与されているアイテム。 素振り 敵がいないマスに通常攻撃する行為。野球のバットやゴルフのクラブを練習で振る「素振り」が由来。見えていない罠が設置されているマスに素振りすると見える状態にできるため、罠を踏まずに安全にダンジョンを攻略することができる。 素潜り 持ち込みありのダンジョンにアイテム持ち込み無しで入る行為。「素(何も無い状態)」で「潜る(ダンジョンに入る)」が由来。 銭投げ お金を投擲する行為。投擲したお金がキャラクターに命中すると、「投擲したお金の1/10」のダメージを与えられる。防御力を無視した固定ダメージを与えられるため、防御力が高い敵を倒す際に有効な手段として用いられる。「ダッシュ・キャンセルコマンドを入力中にお金の上に乗る(拾わずに乗る)」→「コマンドウィンドウを開く」→「『足元』を選択して足元のお金を確認」→「『投げる』を選択」で可能。また、お金に乗った際にエニグマの紙に入れることでそのお金を所持金に加えず持ち歩くことができ、いつでも銭投げを行える。 ソート 並び替え。道具欄・出し入れできるタイプのヤバイもの内で斜め移動・道具整理コマンドを入力すると、所持アイテムが規定の順番に並び替わる。 た行 用語 意味 帝王 ディアボロ。ジョジョの奇妙な冒険作中でディアボロが発した「帝王はこのディアボロだッ!!依然変わりなくッ!」の名言が由来。 投擲 「投げる」を選択し、アイテムを放り投げる行為。類似した言葉に「射撃」があるが、こちらは「撃つ」を選択して遠距離スタンドを撃ち出す行為で別物。 特殊行動 ディアボロ以外のキャラが繰り出す、通常攻撃や通常移動以外の特殊な行動。倍速行動、ワープ移動、2回連続攻撃、射撃攻撃、状態異常付与、アイテム破壊…等様々な行動が存在する。混乱・プッツン・盲目・封印の付与で概ねの特殊行動を封じることができ、特に封印はほぼ全ての特殊行動を封じることができる。 泥棒 商品の購入義務が発生中に、ディアボロが店外に存在していることで発生する状態。 な行 用語 意味 二刀流 アヌビス神とシルバーチャリオッツのDISCの共鳴「達人二刀流」。 は行 用語 意味 ヒラリ 通常攻撃をヒラリとかわす能力。ドノヴァン、リサリサ、タワー・オブ・グレー、昇り調子の大柳賢、マンハッタントランスファー、ケンゾーが使う。ケンゾーのDISCを使用すると、ディアボロがヒラリとかわす能力を得る。 ★発動 プロシュート兄貴のDISC使用により、効果が上昇した装備DISCの発動。「ほしはつどう」と読む。★発動できる装備DISCは一部で、全ての装備DISCで★発動できるわけではない。★発動できる状態になると、★発動できる装備DISCの説明文がその効果内容に応じて変化する 本 コミックス。 ま行 用語 意味 万引き 店内の商品を購入せずに店内から店外へ持ち出せるが、「泥棒」が適用されない行為。所持金を払わずに大量の商品を得られるため、ダンジョン攻略において必須テクニックとなる。無論、現実世界の万引きは犯罪行為。ダメ。ゼッタイ。 マンモーニ ママっ子のこと。「根性が無い」「情けない」と感じた対象に向けて発しがち。転じて、アイテムをケチって死亡したり、初歩的なミスで死亡したりするプレイヤーを指す。レアDISCを入手したらすぐ帰還しようとするプレイヤーを指すこともある。 略称 アイテム 装備DISC 第三部 装備DISC名 略称 スター・プラチナ スタプラ、白金 ハーミットパープル ハミパ、隠者 シルバーチャリオッツ チャリオッツ、銀チャリ、銀戦車、戦車 マジシャンズレッド マジ赤、マジレッド ザ・フール フール、愚者、砂 エンプレス 女帝 イエローテンパランス イエテン、テンパラ、黄節制、節制 デス・13 デス、死神、13 アヌビス神 アヌビス ザ・ワールド 世界 第四部 装備DISC名 略称 クレイジー・D クレD、CD ザ・ハンド ハンド チリペッパー チリペ パール・ジャム ジャム ハーヴェスト 収穫、ハヴェ、三種の神器 エコーズACT3 ACT3 ボーイⅡマン Ⅱマン、ツーマン、B2M ハイウェイスター ハイスタ、ハイウェイ、高速星 ストレイ・キャット 猫草 スーパーフライ 鉄塔、スパフラ チープ・トリック チープ シアーハートアタック シアハ バイツァダスト バイツァ キラークイーン KQ 第五部 装備DISC名 略称 スパイス・ガール スパガ クラフトワーク クラフト グレイトフルデッド グレフル G・エクスペリエンス ゴルエク、GE、黄金体験 リトル・フィート リトフィ、フィート、リトル ムーディーブルース ムーディー エアロスミス エアロ、スミス、三種の神器 スティッキーフィンガーズ スティッキー、素敵指、指 キング・クリムゾン キンクリ、KC ホワイトアルバム ホワルバ、ホワアル G・E・レクイエム GER 第六部 装備DISC名 略称 ウェザーリポート ウェザー、天気 ダイバー・ダウン ダイバー、DD マンハッタントランスファー マントラ ホワイトスネイク 白蛇 B・D・ザ・ハウス BDTH、ザ・ハウス ジャンピンJフラッシュ ジャンピン、JJF ドラゴンズドリーム 龍夢、竜夢、ドラドリ、三種の神器 ストーン・フリー ストフリ ヘビー・ウェザー ヘビー、ヘビウェ、重天気 ボヘミアンラプソディ ボヘミアン、ボヘラプ メイドインヘブン MIH、天国、天国産 第七部 装備DISC名 略称 クリーム・スターター クリスタ、肉スプレー、肉 オー!ロンサム・ミー ロンサム スケアリー・モンスターズ スケアリー、恐竜 ボールブレイカー&スキャン ボールブレイカー、BB S、BB 遠距離スタンド 遠距離スタンド名 略称 ハイエロファントグリーン ハイエロ ハイエロファントエメラルド エメラルド、ハイエロ エコーズACT1 ACT1 エコーズACT2 ACT2 ヘブンズドアー ヘブンズ セックスピストルズ ピストルズ、セックス マン・イン・ザ・ミラー マンミラ、ミラー、MIM、鏡 フー・ファイターズ FF、F・F 記憶DISC 記億DISCの略称は基本的に「のDISC」を抜いて呼称する。 記憶DISC名 略称 水が熱湯になるDISC 熱湯 破裂するDISC 破裂 食料 食料名 略称 ピッツァ類 ピザ キリマンジャロの雪解け水 雪解け水、水 娼婦風スパゲッティ 娼婦、パスタ、スパゲティ 子羊背肉のリンゴソースかけ 子羊 モッツァレラチーズとトマトのサラダ モッツァレラ、サラダ 消費アイテム その他のアイテム名 略称 聖なる弓矢 弓矢、矢 ポルポのライター ライター 魔法のランプ ランプ 彼女の手首 手首 コミックス コミックス名 略称 STEEL BALL RUN SBR、7部本 ヒロヒコのサイン色紙 色紙、ヒロヒコ ヤバイもの ヤバイもの名 略称 エニグマの紙 紙、エニグマ カルネの死体 カルネ エルメェスのアレ アレ、パンツ DIOの骨 骨、DIO骨 グッチョの死体 グッチョ 波紋のツボ ツボ、壺 サーフィス人形 サーフィス、人形 ランドセル 猫草 ミキタカのカバン カバン トラクターのタイヤ タイヤ サンジェルマンの紙袋 サンジェルマン、紙袋 形兆のDISCケース DISCケース、ケース 略名・用語 敵・仲間名 第一部 ファントム・ブラッド 敵・仲間名 略称 ディオ・ブランドー ディオ、1部DIO、若DIO ペイジ・ジョーンズ・プラント・ボーンナム 血管針、血管針カルテット、血管針4人組 スピードワゴン SPW ジャック・ザ・リパー ジャック 第二部 戦闘潮流 敵・仲間名 略称 若ジョセフ 2部ジョセフ シュトロハイム シュトロ ストレイツォ スト、スト様 エシディシの脳 脳 究極カーズ カーズ様、究極生命体カーズ様 鮮血のシャボン シャボン 第三部 スターダスト・クルセイダース 敵・仲間名 略名、呼び名 アヴドゥルさん アヴ、アブ、ヴ男、ブ男 ポルナレフ ポル、ポルポル タワー・オブ・グレー タワグレ エボニーデビル エボニー ラバーソウル ハンサム、ハンサム顔 アヴドゥル人形 アヴ人形 ハイプリエステス ハイプリ ヴァニラアイス ヴァニラ ペットショップ 鳥、ペトショ DIO 土井 最高にハイなDIO ハイDIO アヌビスポルナレフ アヌポル 第四部 ダイヤモンドは砕けない 敵・仲間名 略名、呼び名 仗助 サザエ ブチ切れた仗助 ブチ切れ仗助 ブチ切れた億泰 ブチ切れ億泰 虹村形兆 形兆 トニオさん トニオ レッドホットチリペッパー レッチリ、チリペッパー、チリペ ジョセフ 老ジョセフ、4部ジョセフ、爺 吉良の親父 親父 シアーハートアタック シアハ、シアー、SHA ストレイ・キャット 猫草 吉良吉影 吉良、吉影 成長した吉良 成長吉良 第五部 黄金の風 敵・仲間名 略名、呼び名 ジョルノ コロネ エクスペリエンスの花 花 ブチャラティ ブチャ ブラック・サバス サバス プロシュート兄貴 兄貴、プロ兄貴 ベイビィフェイス ベイビィ ノトーリアスBIG ノトーリアス、BIG 涙目のルカ ルカ 第六部 ストーンオーシャン 敵・仲間名 略名、呼び名 ジョリーン 徐倫 エルメェス 兄貴 プッチ神父 神父 ザ・ニュー神父 神父、ニュー神父 ウエストウッド看守 看守 その他 敵・仲間名 略名、呼び名 橋沢育朗 育朗 警備員の西戸 西戸 ポルナレフ(店主) 本屋ポル、コブラポル その他の略名・用語名 罠 罠名 略称 ダービー弟の落とし穴 落とし穴 バッドカンパニーの地雷 地雷 DIOの罠 ロードローラー ダンジョン ダンジョンに関係する言葉名 略称 ホテルの外 外 レクイエムの大迷宮 レクイエム、大迷宮、迷宮 ディアボロの試練 試練 一巡後の世界 天国、一巡後 ダンジョン内特殊エリア ダンジョンに関係する言葉名 略称 MH モンスターハウス モンハウ モンスターハウス ポルナレフ(店主)の店 本屋 ヴェネチアホテル ヴェネチアホテルの物名 略称 ヴェネチアホテル ホテル ペリーコロさん ペリコロ 亀の中 倉庫
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04-574 :名もなき戦士の人:2007/06/26(火) 10 12 03 ID +RDQ10Le 「…しかしまさか息子の嫁が豚の妖怪であったとは… 息子は家に閉じ込められたままでどんな目に合わされているのかまるで解からないのです…」 苦渋に満ちた表情で年老いた男が語る。 「ほうほう」 「大人数で息子を取り返しに家の前まで詰め掛けたこともあったのですが… 妖怪めは大層な馬鹿力の持ち主で全員が打ちのめされ…結局引き下がるしかありませんでした」 「ふむふむ、許せぬことだな」 「お願いします、どうかあの豚の妖怪めを追い払い、息子を取り返してくださいませ…三蔵法師さま」 「うむ、よろしい!不埒な悪行を働く豚の妖怪とやらに、仏の道というものをとくと教えてやりましょう。ひっく。 息子のことは心配いりません。ういっく。我々がなんとしてでもあなた方の下へとおくりとどけてしんぜよう… あ、酒のおかわりを頂けますかな。ヒック」 「あの、最初に断っとくけどダメかもしんないよ。このクソ坊主は」 「ううう…」 男は酔っ払う三蔵法師とその弟子―孫悟空の顔を交互に見比べると深い深いため息をついたのだった。 とある村に通りがかった三蔵法師と悟空。 二人は村の長より豚の妖怪に囚われた息子を取り返して欲しいと頼まれ、 上記のようなやりとりを経て娘を救うことを引き受けたのだった。 「…っていきなり全部あたいに押し付けるのな…あのクソ坊主…」 村はずれにある村長の息子と嫁妖怪の新居の前で、一人悪態をつく孫悟空。 『あー、酔っ払ってもうた~。悟空~、悪いが一人で行ってきてくれー。ヒック』 なんぞと抜かしたのだ。 「むきー!ほんとに坊主としての自覚の無いやつだっ!」 それでもそんな外道坊主の言うことを聞かなければならない自分の境遇が腹立たしい。 頼みを聞かなければまた例の小型緊箍呪を発動させるかもしれないのだから。 「けどまぁ…たしかにコレは坊主がきてもどうにもならなかったかもね」 そう呟くと、悟空は表情を引き締める。 新居の中に、その妖怪と思しき気配は感じられない。 だがしかし…この新居の周囲に残留している妖気の香りから推測すれば… 悟空の経験からすれば件の妖怪は結構な大物だと思われた。 村人達が『打ちのめされた』だけで済んだというのは幸運以外の何物でもない。 近づく戦いの予感に、悟空の中で激しい闘争心が燃え滾り始める。 「久々に…大暴れできそうかな」 愛らしい姿の猿妖はそっと呟くと、ぺろりと小さく舌なめずりをした。 05-008 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 09 34 55 ID qm/C3y2r とりあえず、豚妖が帰ってくる前に息子を探し出しておくほうがなにかと都合がいいだろう。 「おーい、息子さーん。助けに来たよ~。天下無敵の孫悟空様が囚われの旦那さんを助けにきたよ~」 …返事が無い。既に妖怪に食われたのだろうか。 …いや。 悟空の研ぎ澄まされた鋭敏な感覚は、今の呼びかけに反応して屋敷のどこかで微かに気配が動いたことを捉えていた。 「んもう。生きてるんなら返事くらいしなよ」 めんどくさそうに呟くと悟空は部屋を一つづつ巡って中を確認していく。 念のため、手のひらの中には敵が襲ってきたときに備えて、伸縮自在の『如意金箍棒』を握り締めておいた。 やがて、悟空は見るからに頑丈そうな鉄の扉の前にたどり着く。 どうやら、人の気配が感じられるのはこの部屋の中のようだ。 「もしもーし、旦那さーん。そこにいるんだろう~?」 すると、扉の向こうからか細い男の声が聞こえてきた。 「な、なにものだ…あの豚女の仲間か…?」 「村長さんに頼まれてね。あんたを妖怪から取り返しに来たんだよー」 しかし扉の奥から聞こえてきたのは男の慌てふためくような声だった。 「い、いやだ!騙されないぞ!また手料理だなんだとか言って俺を太らせて食うつもりだろ!」 「なにを言ってんだかさっぱりわかんない」 閉じ込められているというよりも…自分から部屋に閉じこもっている、といった感じである。 事情はわからないが、今はとっとと彼を取り戻さなければならない。 「まあ、いいや…ほいっと」 たちまち如意金箍棒が手のひらに収まる大きさから、悟空の背丈の2倍ほどの長さへと変化する。 「今から扉ぶち破るから。命が惜しいなら入り口から離れてな」 言うなり悟空が手にした金箍棒で鉄の扉を…小突いた。 ばぁごおおん!! 凄まじい破壊音が轟き、分厚い鉄の扉が跡形も無くふっとんだ。 小さななりをしていても、孫悟空の腕力は計り知れないものがある。 しかも得物は神珍鉄にて鋳造された一万三千五百斤の如意金箍棒である。 ただの鉄の扉など、紙を貫くよりも容易く消し飛ばせるのだ。 「んぎゃああああ~~っ!!」 部屋の中から恐怖に満ちた男の絶叫が轟いた。 悟空が踏み込むと、部屋の中は鉄の扉が破壊されるときに発生した衝撃波の為に酷い有様を晒していた。 なんらかの倉庫として使われていた部屋らしく、大小さまざまなガラクタがそこらに散乱してしまっている。 「あわわわ…ま、また別の妖怪…!?」 男はすっかり脅えて縮こまっており、恐怖で顔をくしゃくしゃに歪ませた情け無い表情を浮かべている。 「出会い頭にそこまでビビられるとムカつくなぁ…ほら、今ならあんたの女房はいないから。 とっとと逃げ出しちゃいなよ」 そういって如意金箍棒の先で部屋の入り口を指し示すと、 「ひいいええええ~!ぱ、パパぁああ~ん!!」 男は情けない叫び声を上げて、脱兎のごとくそこから飛び出していった。 05-009 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 09 36 16 ID qm/C3y2r 「むき~!なんだよあいつ! お礼の一言も無しなんて…さ…!?」 愚痴を垂れる悟空であったが、いきなり感じた新たな気配に表情を引き締める。 頭の上から押し付けられるような重圧感。並の小妖怪のそれとは桁の違う妖気。 「…女房のおでましかっ!」 突如、家の上空に黒雲が姿を現した。天を覆う黒雲は次第に凝縮し、人型へと姿を変える― 透けるような白い肌。はだけた胸元からは今にもこぼれそうなほどのたわわな乳房。 見事な肢体を誇る長身の金髪美女がそこにいた。 そこへ悟空が家の中から飛び出し、金箍棒を手に身構える。 「おやおや、珍しいお客さんがいると思ったら…弼馬温がなんの用件かしら?」 「んきっ!弼馬温ってゆーな!」 こいつ、なんであたいが天界にいたころの役職を知ってるんだ? 「あんた、天界人だね?それも、結構な階級の…」 「あたしは猪剛鬣(ちょごうりょう)。もと天蓬元帥さ…もっとも今は妖怪だけどね」 天蓬元帥…天河水軍の長!?ハッタリでなければ相当の大物である。 「…天蓬元帥が…なんで豚の妖怪に…」 「事故よ、事故。つまらない失敗しちゃってね… 蟠桃会(ばんとうえ)の席で酔っ払ったあげく、足をすべらせて人界へ落っこっちゃってさ。 …たまたま地上にいた雌豚にぶつかって、身体が混じっちゃったのよ…でも、なかなか今の状態も悪くないのよ?」 そう言うと、身体をくねらせて艶っぽい姿勢を取ってみせる猪剛鬣。 大きく開いた胸元からはこぼれそうなほどに膨らんだ乳房がのぞき、突き出したお尻にもお肉がみっちりと詰まっている。 融合の際に豚の脂肪分が上手い具合に乳と尻に分散され、男好きのするグラマラスな肢体へと変貌を遂げたようである。 「それにしても…あたしのいない間に、住処を荒らしてくれるなんていい度胸してんじゃないの。 いったいどういうつもりよ」 猪剛鬣の声に凄みが篭る。それに伴い悟空の表情が緊張に引き締まる。 始まる戦いの予感を肉体が察したか、全身の筋肉が自然と体勢を整え、ムダの無い構えを取らせた。 鋭い視線を長身の女に向け、金箍棒を握る手に力が篭る。 「数万の水軍を率いる元帥殿が、たかが人間の男を囲うだなんてね。 …悪いけど、あんたの婿殿はさっき実家に帰しちゃったよ」 「なんだ…村長に頼まれたのかい。あんたこそ人間の頼み事を聞くなんて、らしくないじゃん?」 「いろいろ事情があんのよ…言っとくけど、旦那を取り返しに行こうってんなら…邪魔させてもらう」 二人、無言のまま。互いの視線を捉えながら、睨みあう。 対峙する二人の間で殺気と妖気が絡み合い、渦を巻きながら凝縮されていく…が、しかし。 「…ああー、旦那ね…。いいよ、べつに。どこへでも連れて帰っちゃって」 猪剛鬣のなんともやる気のない発言で一気に緊張感が消し飛んだ。 「…へっ?」 豚妖の意外な発言に、金箍棒を構えたままの姿で固まる悟空であった。 05-010 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 09 37 06 ID qm/C3y2r 「あたしはねー、そのなんつーか。男に尽くすタイプなわけよ」 「そ…そうなの?」 悟空を家に上げてお茶を勧めると、いきなり旦那に対する不満を並べ立てる猪剛鬣。 「あの旦那もねー、あたしが目をつけたのは他の村の連中に対して強気な態度で接してたから。 あ、この男ならあたしの旦那としてふさわしいかな~、なんて感じたから結婚しないかって誘ったのよ。 おい、めしー、なんて言われたらご飯用意して、ふろー、なんて言われたらお風呂沸かして、 そうやって亭主関白な旦那相手に甲斐甲斐しくお世話しながら結婚生活おくりたかったわけよ」 「専業主婦志望だったんだ…いまどき珍しいね…」 受け答えしながら、お茶をすする悟空。 毒が入っている可能性もあったが、不死の身体に通用する毒など滅多にないので気にせず口にした。 「でもダメ!あいつときたら、ホントは全っ然根性なくってさ~!あたしが妖怪だとわかったとたん、ブルっちゃってさぁ。 …いやさ、人間なんだから、力とか術とかで妖怪に劣るのはしょうがないよ? けどなんかこう威厳っていうの?夫としてはさー、どっしり構えてもらってあたしはそれを支えてあげる、みたいな。 でもちょっとあたしがなにか言い返した程度でいきなり『ごめんなさい、もういいです』とか言っちゃうのはどーよ? …よおするに村長の息子って地位のお陰で威張ってただけで、中身はからっきしの弱虫なんだよ。 で、あたしとしてもすっかり冷めちゃったってワケ」 「ああ、うん…、そうなんだ…」 一気にまくし立てる猪剛鬣に、若干辟易としながら適当な相槌を返す孫悟空。 (なぁんか調子狂うなぁ。あたいとしては闘る気まんまんだったのに…) まさか若奥様の愚痴を延々と聞かされる羽目になるとは…。 「まあ、そういうことなら…丸く収まりそうだね。暴れられないのは残念だったけど」 悟空的には多少フラストレーションは溜まるが、村長の息子は取り返したし、嫁も引き下がるというのだから 事は一件落着である。 「そういやぁ弼馬温…じゃない、孫悟空。あんたが一緒に旅をしてるって坊主は何者よ?」 猪剛鬣は既に世間話のノリで新たな話題を振った。悟空は露骨に嫌そうな顔をして質問に答える。 「三蔵っていう…生臭を通り越して外道な坊主だよ。天竺まで経典を取りに行くんだってさ。 なんの因果かあたいの師匠ってことになって…」 そこまで聞いて、リラックスしていた猪剛鬣の表情が急に引き締まった。 「経典…だって!?」 「…うき?」 「たのもぉ~!」 身に纏った黒雲を振り払い、村長の家の前に長身の女が舞い降りた。猪剛鬣である。 聞き覚えのある女妖の声が聞こえたとたん、村長と逃げ帰ってきたばかりのその息子は脅え、震え上がった。 「うわぁあああ~!よ、妖怪が息子を取り返しに来たぁああ!」 「うわぁあああん!怖いよパパぁん!!」 ひし、と抱き合いガタガタと身を震わせる父子。だが、女妖の狙いは逃げ出した夫などではなく… 「あたしは三蔵法師様に会いに来たんだ!取次ぎなさぁい!」 「へ…ほ、法師さま?」 なぜ?といわんばかりに呆けた表情を浮かべる村長。 「よ、よくわからんが法師さまをお呼びするのだ…きっとなんとかしてくださるだろう…」 「ちょっと~!法師様はいないの~!?」 「三蔵法師はわしだが?」 野太くも威厳の篭った声が上がった。ずい、と玄関口から長身の坊主が現れる。 「あなたが…三蔵法師」 「いかにも!」 三蔵は力強く、腹の底から響くような声で答えた。 05-011 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 09 38 14 ID qm/C3y2r 「なんだってんだぃ、あの豚女。突然飛び出して行っちゃうなんてさ」 ―ちょっとその三蔵法師に会ってくる。 ―台所に『ばなーな』とかあるから、適当にくつろいどいて! そう叫ぶなり、再び黒雲をまとって猪剛鬣は外に飛び出していった。 「まあ…前の旦那には完全に愛想尽かしてるみたいだったし。ほっといても問題ないだろ…」 そんなことより、飛び出す間際に言っていた 『ばなーな』 とやらが気になる。 ごそごそと台所を漁りながら、『ばなーな』を探す悟空。 「食べ物のことだと思うけど…確かにさっきから妙にひかれる匂いがするんだよね」 やがて台所の片隅に大きな木箱が見つかった。 フタを開けると、そこには悟空の見たこともない物体がぎっしりと詰まっていた。 果実だろうか。黄色い三日月状の実が4,5本づつ、房になって連なっている。 「んきゃ?これが、ばなーな?」 適当な房から一本だけ千切りとり、しげしげと眺めてみる。 黄色い皮をむいてみると内側の真っ白なやわらかい部分がむき出しになった。 ほんのりと甘い香りが悟空の鼻をくすぐる。 はむ、と柔らかな先端を口に含み、前歯をたてるとそれは容易く切断され、口の中に転がった。 ―その瞬間。悟空は眼前に新たな世界が広がるのを確かに感じた。 「こっ…これわぁっ…この味わい…この香り…!」 ぱああああ、と悟空の表情が輝いた。 「おおおおおぉおおおいしいいいいぃぃぃ~~~~!!!」 口の中に広がる、この世のものとも思えぬ芳醇な香り。 一噛み、二噛みするたびに口の中を駆け巡る酸味と甘味の絶妙のハーモニー。 「これが…これがばな~な!うわあぁぁぁあすごいよ~すんごくおぃしぃよぉおお~!」 あまりの美味しさに涙すら零しながら次から次へと箱の中のばなーなに手を出していく。 初めて出会う極上の味に夢中になるあまり、悟空は猪剛鬣のことなどすっかり忘れ去ってしまっていた。 「んんきぃいい~、おいしぃよおぉ~おぃしいよおお~!」 愛らしい顔をふにゃふにゃに緩めながら、ぽいぽいと口の中にばなーなを放り込んでいく。 ばなーなをめいっぱい口の中に頬張ってほっぺたをぷんぷく膨らませながら、喜びの声をあげる悟空であった。 05-014 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 37 14 ID qm/C3y2r それでは最後まで一気にいきます。 「ほほう、わしの弟子になりたいと?」 「はい!」 三蔵の前で、恭しく頭を下げる猪剛鬣。 「天竺へと経典を求めて旅をなさっている高僧がおられるという話は以前から知っておりました。 以前、観音菩薩が私の住処の近くを通りかかった際に、 その高僧の手助けをすれば私は再び天界の役人として復帰できるとお教えくださったのです」 猪剛鬣は胸元から一本の巻物を取り出すと、三蔵法師に手渡した。 「観音様より預かった物でございます。弟子入りを志願するなら渡すようにと仰せられました」 三蔵は封を解くと、巻物の中身を一瞥し、ふむと頷いた。 「…観音菩薩様の推薦状か。良かろう。お主はこれよりわしの2番弟子となるがよい」 「ありがとうございますっ!」 再び頭を下げた後、三蔵の姿を見上げてみる。第一印象はそんなに悪くない。 (高僧なんて言うから、インテリっぽい優男みたいな奴想像してたけど… 男くさいし、貫禄があるし、ガタイもいいし結構あたしのタイプかも) とはいえ、よく考えてみたら先の旦那も第一印象で選んで失敗しているのである。 (見かけだおし…てこともあるしね。ちょっと試してみようかな) 「あのぉ、三蔵法師様…」 「うむ、何かな?」 「あたしぃ、これからは仏門に入るわけですけどぉ。そうなると今の夫とは離縁しなければならないわけですよねぇ。 今までは毎晩夫に静めてもらってたんですけど…これからは身体をもてあまさないか不安で不安でぇ…」 胸の谷間を強調しつつ、色っぽくシナを作りながら、甘えるように語りかける。 「旅の途中でぇ…なんだかうずうずしてきちゃったら…あたし、どうすればいいんでしょうかぁ?」 (さぁて、どんな反応が返ってくるのかしら?) この男が評判通りの高僧であるならば、なんとかしてこのようなはしたない態度を改めさせようとするだろう。 問題は、その時の態度である。 烈火の如く怒り、激しく諌めるか? もしくは、おどおどと弱気な態度で小声で注意するだけで終わるか? 反応如何によってはこの新たな師匠との付き合い方は大きく変わってくる。尊敬できるか否か。 かつて天蓬元帥として水軍の頂点に君臨した彼女にとって上下関係の概念は重要な意味を持っているのだ。 しばしの沈黙のあと。引き締まった真面目な表情のまま、三蔵が口を開いた。 「新たなわが弟子よ…」 (きた!) 「はいっ」 「何も悩むことはない」 「…は?」 05-015 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 38 06 ID qm/C3y2r 「人も妖怪も同じだ。雄と雌、男と女。悲しいかな、互いに求め合おうとする欲望は容易く消し去ることはできん。 それは己が血を、命を繋げていくために雄と雌が生まれながらに持つ業というべきものである」 (おおっ…なんかもっともらしいこと言ってるじゃない) 想像していた反応とは少し違っていたが、猪剛鬣はそのまま彼の言葉に耳を傾ける。 「だがしかし!精神が欲を払おうとも、肉体は精神とは関係なく反応を起こすものだ。 ならば、しかるべき方法で肉体の疼きを発散させるしかあるまい」 「そ…そのしかるべき方法とは!?」 「うむ、それは… 心ゆくまで まぐわい続けることだ!!!」 … 「え?え?あの、今、なんとおっしゃりましたか?」 思わず聞き返す猪剛鬣。 なんだか衝撃的な一言を聞いたような気がしたが、それが想像を超えすぎていたせいで脳みそが上手く処理できなかったようである。 「うむ、よくぞ悩みを打ち明けてくれたものだ、新弟子よ。 実は、わしもお主と同じような悩みを抱えていてな。お主の様な極上の女を見ていると…」 そこまで言うと三蔵はにやりと好色な笑みを浮かべ… 「こいつが、たまらなくなるのじゃああああっ!!」 ばさぁ!と法衣を脱ぎ捨てる三蔵。そして露になる股間の一物。 「ひゃあああああ~~~っっっ!!!???」 人間の男のアレを見たことは何度かある。だが目の前の男のそれは彼女の見知っているような代物ではなかった。 (ちょ…!おおきいっ…!これなに!?ほんとにちん…!?) 猪剛鬣の挑発的なポーズが三蔵の雄の本能を当然の如く活性化させ、一気に股間に活力を与えてしまったのだ。 「さあさあ!お互い身をもてあましている者同士! じっくりたっぷり慰めあおうではないか!さあ!さあさあ!」 わきわきと両手の指を動かしながら、じわじわと猪剛鬣との間を詰めていく。 「あ、あの!ちょっと、ちがう!さっきのはその、法師様を試そうとしただけで…!」 (え?なに?なんで?この人、坊さんだよね?) あまりの展開に慌てふためく猪剛鬣。動揺しすぎて妖術を使って逃げることすら思いつかないらしい。 そんな彼女の衣服に外道坊主の手がかかり― ばりばりぃ! 「きゃああああっ!!??」 衣を引き裂く派手な音がして、猪剛鬣の衣装が引ん剥かれた。 大きな胸がぼろんと飛び出し、真っ白なお尻が露になった。 「いやああああ~っ!!なにやってんのよ~っ!!」 あわててその爆乳を隠そうとする猪剛鬣だったが、両手だけで容易く隠しきれるような代物ではない。 「ふはは!ではやはりその乳から楽しませてもらおうか!」 「ううっ…!」 四つんばいの体勢で逃げようとする猪剛鬣。 しかし三蔵はそんな彼女に覆いかぶさるようにして動きを封じ、背中から抱きすくめる。 05-016 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 38 50 ID qm/C3y2r 「あわわわっ!?ちょ、ちょっと法師さまぁ!?」 両手で乳房を鷲づかみにし、むにゅむにゅと乳肉を揉み始めた。 「うむうむ、なんとも見事な乳だのう。しっとりして指に吸い付いてきおる」 もみもみもみ…たっぷんっ。 「あ、あああっ…あたしの、むねぇっ…」 聖職者であるはずの高僧が自分の胸を揉みしだいている。 大きく無骨な指の間からもはみ出すほどの爆乳がたぷんたぷんと波打ち、踊る。 柔らかく重量感のある乳房の感触に三蔵も鼻息をバフバフと荒げるほどに興奮していた。 「ふはは、これは凄いな!わしの手からもこんなに溢れ出しておるわ!」 「い…いたいっ…ちょっと強く…握りすぎ…!」 たわわな乳房がむにゅむにゅと揉まれる度に、様々に形を変える。 乳房への愛撫を続けながら三蔵は猪剛鬣の臀部に巨根を擦りつけた。 (あああ…なによこの大きさ…旦那のアレとは全然違う…!) 圧倒的な存在感を放つ男根が盛んにお尻にこすり付けられるのを感じながら 猪剛鬣はなす術もなく、爆乳をもてあそばれ続けた。 「んんんっ…やああ、お、おっぱいで遊ばないでぇっ…!」 ぐにぐにと強く乳を握られる痛みに、顔をしかめる猪剛鬣。 「いやあ、これほど美しくしかも馬鹿デカい乳は初めてお目にかかるのでな!」 「あううっ、い、痛い…てばぁ…はぁ、ああっ…」 「おうおう、先が尖っておるぞ。こんなにピンピンおっ立ておって…」 尖った乳首を強めにつまみ、ひねる。 「きゃあっ!…っいたい…つねらないで…おねがいっ…」 「いやあ、見れば見るほど綺麗な乳だのう。肌は白いわ、大きいわ、弾力はあるわ… こんな立派なものを、お主の旦那は毎晩好き放題にしておるのか。うらやましいのう」 「え…お、夫は…」 結婚してから当然夫とは何度か肌を重ねたが、この大きな乳房ををもてあましたのか、 ほとんど手をつけられていなかったのだ。こんな乱暴な扱われ方をされるのは初めてである。 「お、夫は…あ、あまり胸は…はぁん、苦手だったというか、その…」 「なんじゃ、さわってこなかったのか…もったいない、これほどの乳を放っておくとは」 「ああっ…」 「乱暴に揉まれたくてしょうがなかったというわけだな。よしよし、これからはわしがめいっぱい揉んでやろう!」 「そ、そんな…ああ~っ!」 強く乱暴な愛撫が続けられるうちに、彼女の声に艶っぽい響きが混じり始めた。 「どうじゃ、強く揉まれるのは気持ち良いか?」 「そ、それは…」 「正直に言うがよい。気持ち良いのか?」 「は、はい…」 乳首をつままれたり、ひねられたり、引っ張られたりする度に、切ない痛みとともに甘い痺れを感じる。 (こんな…太い指が…あたしのおっぱい、いじめてる…) 力強く、たくましい指先で乳房を支配される。それは彼女がこれまで感じたことのない感覚だった。 05-017 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 39 36 ID qm/C3y2r 「さあて、今度は味見させてもらうか」 ちゅばっ! 「んあっ!」 乳房の先端に吸い付くと、じゅるじゅると音を立てて吸引を始める。 「さ、さんぞう…さまっ…」 口の中に乳輪の部分を含んで舌で舐りまわす。 (さっきから、おっぱいばっかり…でも…!) 乳房の中で、どんどん疼きが大きくなる。 「ああっ…だめぇ…そんなにお乳吸われたらっ…あたし、もう…」 れろれろと乳首を舌先で転がされながら、そこから生まれる甘い感覚が次第に全身を支配していく。 股間が熱く痺れ、女の部分からはトロトロと快楽の証たる液体が湧き出してきた。 「だめぇ、おっぱいっ…気持ちいいっ…揉まれて…すわれてぇ…気持ちいい…!」 むぎゅむぎゅ…こりこり…れろれろ… 揉まれ、つままれ、舐られて。激しい爆乳愛撫によって猪剛鬣はどんどん高められていく。 「ほほう、乳で気をやるか…よかろう、このままイクがよい!」 「あ、あ、あ…!い、いやぁぁああ…んっっ!!」 ぴく、ぴくんっ! 「っっ~…っ!んはぁあああっ…」 ゾクゾクとする快感が全身を駆け抜け、猪剛鬣は達した。 (う…そ…おっぱい…いじめられて…イクなんて…) 呆然として脱力する猪剛鬣の内腿は愛液が濡れて光っており、ほのかに淫らな香りを立ち上らせていた。 「おお、こんなに濡らしおって。乳が余程良かったようだな」 太い指をずぶりと彼女の花弁に沈めると、汁を攪拌するかのようにゆっくりとかき回した。 「あ…あああ…ん」 背後から股間をくちゅくちゅとまさぐられながら身体をくねらせる。 「ほれ、まんこが指にくらいついてきおるぞ。乳を嬲られるだけでこれとは…まさに雌豚、か」 (めす、ぶた…) ずぐん、と彼女の中で何かが揺さぶられた。 なんという屈辱的な響きか。水軍の元帥であった自分が、豚などという下等な動物と融合して妖怪化してしまったことは彼女の人生にとって最大の汚点である。 だが、しかし。今の自分にとってこれほどふさわしい呼び名があるだろうか。 爆乳をいいように弄ばれ、這いつくばり、女性器に指を突っ込まれて情けない鳴き声を上げているのだ。 (めすぶた…あたし、めすぶたなの…?) どくんどくんと、心臓が早鐘のように鳴り響く。 「ほれ、もっと鳴いてみるが良い」 ぐちゅぐちゅぐちゅ… 「あ、ひあああっ!くああああっ!!」 鳴き声があがる。 「ああ…、い、いじってください…もっとぉっ…ひゃああっ!」 餌をねだる豚のように、鳴く。 鳴きながら、腰をくねらせると尻の肉がぷりんぷりんと揺れた。 05-018 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 40 31 ID qm/C3y2r 「ふむう、乳もでかいが尻もすごいものだな?」 すこし思案すると、三蔵は手を振りかぶった。 ぺしぃいん! 「はぁうっ!」 尻をはたかれ、悲鳴を上げる猪剛鬣。 「…やはりな」 ぺしん!ぺしいいん!ぱちいいいんっ! 「あ、ひぃんああっ!ああっ、た、たたかないでぇっ!きゃああん!」 大きな真っ白いお尻に赤い手形が張り付いてしまっている。 「尻をはたかれるのがそんなに気に入ったか?」 「あっ、いや、違う…い、痛いだけですっ…」 涙ぐみながら、三蔵の問いを否定する。 「そうかな?何やら先ほどよりも蜜が溢れてきておるようだが…」 「違いますぅ…ううぅ、ヒリヒリするぅうう…」 ぱあぁああん! 「ひゃああああんんっ!そ、それいじょう、強くたたかれたらぁ、あたしぃ…!」 ばっちぃいいいいいーーーーーん! 「~~っ!!!あ、あ、あああ~~~っっ!!!」 ぷしゅううううううっっっ!! 猪剛鬣の股間から透明な液体が噴水のようにほとばしる。 「ああ…あたし…こんな…こんなことでぇ…」 (おしり…はたかれて…イッちゃった…) 「ははは!尻をはたかれて潮吹きとはな!まったくもって大した雌豚だな!」 (ああ…まためすぶたって…言われた) その言葉が彼女の何かを刺激する。 メスブタ、メスブタ…その言葉を頭の中で反芻する度に、被虐的な感覚が快感となって全身を駆け巡る。 「よし、今度は尻を高く持ち上げてみよ」 「え…ま、まだ…おしり、いじめるんですか…」 「尻もいじめられ足りないようだからな!」 四つんばいの姿勢のまま、お尻を高く持ち上げる。 連続スパンキングによって真赤に腫れてしまったお尻の中心で、菊門がひくひくと蠢いていた。 「こちらの穴の具合はどうかな?」 ぬぶっ… 言うなり、三蔵が太い中指を尻の穴に沈めていく。 「あ…あああ…そんなとこにぃ…!」 「ははは、節操の無い豚尻だな。どんどん飲み込んでいくぞ」 菊門に突っ込んだ中指をさらにぐい、とねじ込む。指を曲げ、内壁をくにくにとマッサージするかのように動かす。 「んおあっ…!おしりがぁっ…!ゆび、があっ…」 続けて、人差し指も不浄の穴へと沈めていく。さらに続けて、薬指も… たちまち猪剛鬣の菊門は3本の指を受け入れてしまっていた。 「おおお、入る入る!ははは、3本もくわえ込んでおるぞ!食いしん坊な尻穴じゃのう!」 「うくうああっ!…やだっ…こんなぁ…お、おしりのあなぁ、広げられてるぅ…」 恥ずかしい穴を拡げられ、恥辱と苦悶の入り混じった複雑な表情が浮かべる猪剛鬣。 「これくらいでへこたれていてはいかんなぁ。これからもっと広がるというのに」 05-019 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 41 29 ID qm/C3y2r 「…!!!まさかっ…!!!」 「そう、こいつに尻穴を味わわせてもらおう!」 猪剛鬣は目を見開いた。三蔵の並外れた巨根が、自分の尻穴にその照準を合わせているのだ。 (ダメ、ダメよ!コレだけはダメ!お尻になんていれたらどうにかなっちゃう…) 「さあ、自分で尻穴を拡げるのだ」 「あ、ああああ…」 いやいやをするように猪剛鬣は首を左右に振る。 (ダメ…これ以上好き放題にされたら…あたし本当に戻れなくなる…) 「拡げろ」 躊躇する猪剛鬣に、三蔵の厳しく迫力の篭った命令が下る。 「は、はぃっ…」 (ああ…さからえないよ…) ぐぐっと、自分の尻たぶを左右に拡げると、彼女自身の不浄の穴が露になった。 「ひっ…ひろげ、ました…」 ひくひくと震える菊門にぐっと、魔羅の先端を押し当てられる。 ずぶうっ… 「あっ…!」 すぐぐぐぐ…! 「あああ…あ、あながひろがって…ふ…ふとい…ひぃぃっ…」 ずぶぶぶぶぶ…! 「あああおおおおっ…!!だめぇっ…!むりっ…くるしっ…!あはぁあああっ!!」 ずぼおおおおおおっ!! 「んんああああはああああぁ~~っ!!」 三蔵の巨根が尻穴にねじ込まれた衝撃に、たまらず猪剛鬣は絶叫した。 「おおおお、おひりぃいい~~っ!!おひりのあなにきてるぅううう~っ!!」 奥まで貫かれた不浄の穴はこれ以上ないほど拡がりきっている。 「ううああああっ、尻穴ぁ、ひ、ひろがっちゃうううう、ゆるゆるになっちゃううう~!」 悲鳴を上げる猪剛鬣だったが、三蔵はそんな彼女の尻穴に容赦のない抽挿を開始する。 グボッ!グボォ! 「むおおう、これが豚妖の尻穴か!よく締まるのう!」 「おおおあああ、めくれるぅ、うらがえっちゃうううう!むちゃしないれぇぇええええっ!」 ぱしいいいんっ!ばちぃいいんんっ! 「ひいいいああああああ~~っ!!」 またお尻を引っぱたかれ、苦痛と歓喜が織り交ざった悲鳴が飛び出した。 「んんなああ、なんでぇえええ、おしりぃ、すごくおしりいいのおぉおおお! ぶっといおちんぽ様ハメられてぇ、おしりぱんぱんたたかれるのがいいのおぉおおお!!」 あられもない絶叫を発しながら、猪剛鬣は悶える。 尻穴をズンズンと突かれるたびに爆乳がブルンブルンと暴れまわる。 「ははは、尻も乳もまったくもって節操の無いことだ!たまらんなこれは!」 「お、おししょおさまぁっ、もっとぉ、もっとこのメス豚めのケツあなぁ、ズボズボしてくださぁあい! あたしのぉ卑しいケツ穴ぁ、こわしちゃってぇええええ!」 05-020 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 42 12 ID qm/C3y2r 尻穴を犯されることで生まれる快楽を完全に受け入れ、さらに三蔵の巨根を求める猪剛鬣。 「ああああっ、だ、だしてぇええええっ!!メス豚のケツ穴にいいいいいっ!! ネバネバのお汁いっぱい出してくださいませええええええええっっっ!!!」 「よぉし、良かろう!その浅ましい尻穴にたっぷりと飲ませてくれようぞ!」 「あああっ、ふるえてるう!お尻の中でぇ、おちんぽふるえて…ああっ…くる…!あああああっ!!」 どびゅうううっ!!どびゅびゅううっ!!びゅるびゅるびゅるっ!! 「あああひゃあああああああ~~~~っっっっ!!!」 一際大きな絶叫が放たれ、猪剛鬣の身体を激しい電撃にも似た衝撃が駆け巡った。 直腸内で魔羅が爆発したかと思うと、激しい欲望の奔流が彼女の奥へと轟々と流れ込んでいく。 腸内を大量の男汁で支配され、彼女の脳は強烈な快楽の光に包み込まれた。 「おおおああぁぁぁぁあああああ~っ!ひゅごっ、ひゅごぉおいいい~! しぇいえき、おししょうさまのしぇいえきぃ、はらわたまで流れ込んでくるうううう~!!」 猪剛鬣が、理性が消し飛んだかのようなアへ顔であられもない声をあげる。 やがて長い長い射精がおさまり、じゅっぽん、と音を立てて尻穴から魔羅が引き抜かれた。 「…っはぁっ、はぁっ…あはぁあああ…」 白目をむきかけたまま激しい絶頂の余韻に全身を支配され、脱力して横たわる猪剛鬣。 拡がりきったままの尻穴からは放出されたばかりの大量の精液がドロドロと溢れ出していた。 衝撃的な尻穴姦の後― 猪剛鬣はたっぷりとお肉の詰まった爆乳で三蔵の巨根を奉仕していた。 「んんっ…これからはぁ、あたしの身体をいつでもどこでもぉ…お、お好きなように使ってくださいませぇ… おくちも…お乳も…おしりもおまんこも…ぜんぶお師匠さまの思うがままですぅ…」 乳奉仕を受けながら、三蔵がうむ、と満足げに頷いた。 「ぬおうっ…うむ、実に、いい心がけだ。…ではお主に新たな名を授けよう…『猪八戒』だ」 「んんっ…はぁい…卑しいメス豚の猪八戒を…末永く可愛がってくださいませぇ…」 猪八戒は嬉しそうに言うとより一層の愛情を込めてパイズリを続行する。 「んああ…素敵なおちんぽ…おっぱいの間でコチコチになってるぅ…」 八戒の表情は劣情に緩みきっており、深い胸の谷間から飛び出した魔羅を愛しげに見つめている。 「はぁ、はぁ…おししょうさまぁ、どうですかぁ…お肉たっぷりのお乳…気持ちいいですか…」 媚びるように、潤みきった瞳で八戒が三蔵を見つめる。 「ふはは、おう、気持ちいいとも!まるで乳が魔羅に吸い付いてくるようだぞ!」 「ああん、うれしいっ…よかったぁ…んっ…豚と、合体できて…こんな立派なお乳になれて…ふああっ」 褒められて感激した八戒はより一層、乳を抱える手に力を込める。 「もっと、もっと…きもちよく、なってください…お乳の感触、お楽しみくださいっ…んんっ…」 左右から両乳房を押しつぶすようにして魔羅を圧迫すると、吸着感がより一層増した。 05-021 :名もなき戦士の人:2007/06/27(水) 18 42 54 ID qm/C3y2r 「むう、いいぞ八戒よ…そろそろ、出させてもらおうか…」 「は、はい…いつでもかまいませんから…たっぷりとお出ししてくださいませぇ…」 魔羅をしごく速度を高めながら、三蔵の一物を射精に導こうとする八戒。 ついにその時が訪れ、一物がビクン、と震えた。 どっぴゅううううっ!どびゅるるるるるっ!!! 「むおおおおおおっ!!」 三蔵の咆哮し、それと同時に魔羅の先端より大量の白濁液が噴水のように飛び出した。 「あああ、す、すごい、さっき出したばっかりなのに…こんなぁ…!」 ネバネバの熱いゲル状の液体が顔に、胸に降りかかるのを感じながら歓喜の声を上げる八戒。 「ああ…やっぱり…お師匠さま…素敵…じゅるぅっ…」 うっとりとした表情を浮かべながら、魔羅の先端に吸い付き、中に残った精液を吸引する。 「んん…じゅるる…まだ、いっぱい、でてくる…じゅぱっ」 口内に溜まったねちゃねちゃの精液を味わいながら…八戒はこの上ない幸福感に酔いしれていた。 (ああ…やっと見つけた…あたしの旦那さまぁああ…) やがて、全ての精液を吸い取った後も… 甘えるような、八戒のおしゃぶりはしばらく続いたのであった。 一方、その頃。 悟空はといえば… 「うきうっき~♪ばな~な、ばな~な~♪おぃしいよ~♪」 口いっぱいにばなーなを頬張りつつ、ほくほく笑顔でアホっぽい歌を歌っていたりする。 こっちはこっちで、幸せいっぱいであった。 結局…猪剛鬣改め猪八戒は村長の息子とはきっぱりと離縁し、 三蔵法師の第2の弟子として、天竺への旅に同行することと相成った。 「天界に戻りたいとはいえ…よくもまあこんなクサれ坊主と一緒にいたいなんて思えるもんだね」 道中、呆れたように猪八戒に声をかける孫悟空。 「ふふん、なんとでもいいなさいサル娘。あたしはお師匠様のためならなんだってできるし、どこへだって行けるの。 だってお師匠様は…あたしの心の旦那様なんだからっ」 言いながら、ポッと顔を赤らめる八戒。 「惚れ込んじゃったっていうなら…まあ、いいけどね…」 呆れ口調は続いていたが、内心では悟空はこの展開を喜んでいた。 (これからは夜の相手は全て八戒に任せられそうだしね) 毎晩三蔵の巨根の相手を勤めなければならなかった悟空にとって、八戒が代わりをしてくれることは大歓迎なのである。 …しかし… 「ふはは、今晩からは二人分楽しめることになるな!うむ、楽しみだ!じつに楽しみだな!」 豪快な三蔵の笑いが悟空の希望をあっさりと打ち壊した。 「…えええええ~…」 「はいっ!めいっぱいご奉仕させて頂きますっ!…そのかわり、いっぱい可愛がってくださいねっ、お師匠さまぁ」 ゲンナリする悟空とは裏腹に、喜色満面の笑みを浮かべる八戒。 悲喜こもごも、様々な感情が渦巻きつつ、一行は天竺への道を歩んでいくのでした。
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856 :名無しさん(ザコ):2012/09/15(土) 13 27 42 ID wWh4zAa60 勇者ダイ(拳の紋章) 年代が合うなら一度はアバンストラッシュを練習して禁止令が出たりした経験があるはず。 複数の形態を持つダイの中で最も長い期間使用するのを想定している状態。 非常に優秀な高火力ユニットであり、SPも熱血ひらめき加速気合必中をLv18までに 完備するといった対ボス攻撃偏重型。 弱点はEN消費が激しく、考えなしに攻撃していると肝心のボス戦で息切れしている 可能性が高いところと、回避が低く装甲はそれなりにあるが鉄壁堅牢はないため、 前衛を任せるには生存性能が微妙なところ。 そのため、ザコ戦は遊撃と節約を主眼に良燃費の大地斬か海波斬で戦って気力を稼ぎ、 ボスに大火力を叩き込む役に徹した方がいいだろう。 ギガストラッシュはC属性付きで使いにくいが火力に比べて燃費は非常にいいので、 EN残量が少ない場合や、一斉攻撃のためボスの射程外で歩調を合わせるついでなど 時間が余るときは積極的に使っていこう。 勇者ダイ(双竜紋) 父であるバランから竜の紋章を継いだ状態。 ボス戦直前など、最終盤での使用が想定されている。 拳の紋章から技量+10、装甲+100、火力+100、ドルオーラ追加と一回り強化されている。 特に火力+100は下位武装には非常に大きく、技量+10も合わせて対ザコの対応力が 上がっているため、気力が稼ぎやすくなった。 また、追加技のドルオーラは気力130で威力3000と超強力。EN100と消費は大きいが 他に欠点もなく、下位武装が優秀なので威力の割にかなり使いやすい。また、射程3と ボスの隣を他のユニットに任せられるのも優秀な点だ。 といっても、実は格闘と射撃の差からギガストラッシュのほうがダメージが大きいのだが、 そちらは通常火力として見るには微妙だろう。 魔人ダイ イベント用、もしくは最終戦用としてスペリオルドラゴンと並び有名な形態。 双竜紋からさらに一回り強化されているため非常に強力。特にENが40上がったのが大きく、 終盤の改造段階なら通常戦闘をこなしつつドルオーラ2回かアバンストラッシュX3回は 苦労せずに使用できる。 使用がほぼ最終戦付近に絞られることから、ENやSP全回復アイテムを投入し、 再動や激励持ちと合わせて使えばボスを一人で倒すことも可能だろう。
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ミズバク大冒険 【みずばくあどべんちゃー】 ジャンル アクション ※PCエンジン版 ※セガ・サターン版 対応機種 アーケード(F2システム) 発売・開発元 タイトー 稼動開始日 1990年 判定 良作 ポイント カバのような生き物が主役ミズバクの使い方が攻略の鍵 概要 主なルール 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 1990年にタイトーからアーケードにてリリースされたコミカル横スクロールアクションゲーム。 水使いの末裔であるカバのような謎の生き物のヒポポを操り、突如現れた火の国にさらわれた仲間たちの救出と、火の国のボス、ファイヤーサタンを倒しにいくというストーリー設定。 1~2人交互プレイ可能、全7ラウンド、各ラウンドは複数のステージにて構成されている。 タイトーの十八番であるコミカル路線アクションの一つである本作だが、その存在感は決して大きいとはいえず、マイナーな部類に入ってしまうゲームであった。 主なルール コントローラーはレバー+2ボタン。レバーにてヒポポの移動操作、ボタンはそれぞれ、水爆弾型の丸い玉である「ミズバク」を投げる攻撃と、ジャンプに使用する。 ジャンプは押す長さによってジャンプ力の強弱がつけられ、レバーによりある程度の制御が可能。なお、ヒポポはしゃがみ動作は一切できない。 ミズバク攻撃は投げると緩い放物線に沿って斜め下へ飛び、地面にバウンドするような感じで前方に進む性質がある。 小型の雑魚敵にミズバクを当てると、その敵は気絶し動かなくなる。中型の雑魚やボスに対してはダメージを与えられる。耐久度の高い敵を倒すには、何度もミズバクを当てる必要がある。 また、敵や壁にミズバクを当てると、割れて中から水が流れ、それが一部雑魚敵に触れる事で、そられも気絶させる事ができる。割れた水は一時的に地面に留まり、地面の下に流れる性質を持つ。 気絶した敵にヒポポが触れると、前方に吹き飛ばして倒す事が可能。また、吹き飛ばした先に敵がいた場合は(気絶か否かは関係なく)それらも巻き込んで連鎖的に倒せる。 ミズバクには敵の火の攻撃をかき消したり、水圧で先に進む為の仕掛けを作動させる効果も持つ。また、ヒポポ自身も水圧に多少流されるので、それを踏まえないと思わぬミスに遭遇してしまう恐れがある。 攻撃ボタンを連射するとミズバクのサイズが縮み、当たり判定や割れた時に流れる水の量が通常よりも減ってしまう。また、ボタンを押しっぱなしにしているとミズバクのサイズが少し大きくなり、投げた時の当たり判定や割れた水の量が若干増す(所謂溜め撃ち)。 アイテムはステージ中にあらかじめ置かれていたり、敵を2体以上同時に倒すと出現し、それを取得すると様々な効果が得られる。以下その詳細。 「ポンプ」…溜めによるミズバクのサイズ巨大化までの時間が短くなり、連射してもサイズが小さくならなくなる。 「バケツ」…通常のミズバクのサイズが少し大きくなる。 「ピストル」…ミズバクの連射性能が増す。 「汽車」…ヒポポの移動速度が増す。連続で取ると最大四段階まで速くなる。 「ブタ」…スコアが得られる代わりに、汽車の効果がリセットされてしまう。 「長靴」…ヒポポが水圧による流れの影響を受けなくなる。 「ミラクルボール」…一定時間ヒポポが無敵になる。 「蛇口」…一定時間ミズバクのサイズがかなり大きくなる。 「ケーキ系」…数種類あり、取るとスコアアップするが点数に差がある。 「サンダー系」…二種類あり、青のサンダーは画面内の敵を気絶させ、赤のサンダーは全滅させる効果。 「アイテムボックス」…これにヒポポを触れさせる事により、上記のアイテムうちの何かが出現する。 なお、長靴以外のアイテム効果は、そのステージをクリアするとすべてリセットされてしまう。また、各アイテムはミズバクや流れの水圧で少しずつ押され、時間で消える。 ボスのいないステージでは捕らわれた仲間の場所にヒポポが触れると、ボスのいるステージではそのボスを倒すと、ステージ(ラウンド)クリアとなる。 ステージ中、明確な制限時間は表示されないが、ある程度時間が経つと効果音と共にBGMが変わり、永パ防止キャラのファイアーサタンが現れる。逃げ回ると数が増え、3つになった後は移動速度が上がり本気で殺しに来る。 戻り復活の残機制で、すべてなくなるとゲームオーバーとなる。 評価点 水を駆使して火の敵を倒すゲームシステムは、子供にも分かり易く評価が高い。 シンプルな操作性や当時のタイトー主要基板である「F2システム」を駆使したダイナミックな演出、色々と和ませてくれる可愛らしい絵柄も相まって、その評判は決して悪くなかった。 丁寧に描写されたファンシーな世界と、個性溢れるキャラクターの数々。 どのステージも色彩豊かで、独自の仕掛けがあり、飽きさせない作りになっている。 ステージ最初に扉を選択してステージが分岐したり、特定の場所にミズバクを当て続けると大幅にショートカット出来る隠し小部屋が出来る等、周回しても楽しめる。 ヒポポを筆頭とするキャラの仕草が地味に細かく、動かしてるだけでも楽しい。 ヒポポが敵の攻撃を喰らってやられる際、その攻撃の種類によって死亡アニメーションが異なる。通常やられは「キュウ」という可愛らしい泣き声で画面下に落ち、火の攻撃では燃えて毛が焦げるというもの。 また、2面ボスの酸攻撃を喰らうとヒポポが溶かされる。5面の植物に喰われると、バリバリ喰われて骨が吐き出されるという中々エグいアニメーションも……。 良質なBGMの数々。 タイトーが誇る音楽チームZUNTATAのメンバーであるKaru.こと海野和子氏が奏でるBGMは、どのステージにおいてもとてもマッチしている。 特に機械とオモチャが舞台の3面のBGMは、愉快で楽しげなステージの雰囲気を見事に演出している。 難易度は決して低いとはいえないものの、ゲームバランスは上質で極めて丁寧な作りになっている。 賛否両論点 アーケードゲーム故に、その見た目に反して難易度が高め。 主人公の動きが鈍く、敵の攻撃が避け辛いため、敵の行動パターンはしっかり覚えて対処する必要がある。一方で、出現する敵の数は非常に多く、おまけに攻撃も激しい。その為、逐一しっかりと対処しないとすぐに追い詰められ1ミスすることに。 その難易度の片鱗は2面で既に現れる。水中に魚と植物を合わせた様な敵が一度に6~10匹程出現し、速い動きで跳びはねて襲い掛かってくる。ヒポポはカバなのに水の上だと更に動きが遅くなるので、逃げる事は難しい。 3面以後本領を発揮。撃破に約10発程の攻撃が必要なナイト。壁や天井を伝って縦横無尽に高速移動して挟み撃ちにしてくるサソリの大群。左右から出現して炎を吐き画面を火の海にする植物達。画面上部で雷が降り注ぐ中で特攻を仕掛けてくる兵士集団等、難所は多い。 ただし、敵の多さは理不尽と言うわけでなく、その都度対処すれば少しずつ進める程度のものである。ゴリ押しはし難いが、反面、攻略の方法をしっかりと考えて慎重にプレイする楽しさが生まれる。その難易度の高さも面白さを引き立てるスパイスだろう。 攻略方法を確立するまではコンティニューが幾度か必要になるが、それでも当時稼動していたACゲーム平均程度の難易度である。このゲームが特別難しい訳ではない。 問題点 回転足場に乗りながらうっかり攻撃することにより、足場が水圧であらぬ方向に高速回転しそのままミスする事が多い。 初見ではほぼ必ず引っかかる難所かもしれないので、気を付けた方がよい。 総評 良い意味でタイトーらしいコミカルで明るくてちょっと難しい正統派ファンタジーアクションというべき一作。 キャラクターは如何にも子供向けだが、難易度は大人向けというギャップのある、骨太なアクションゲーム。 とはいえ、あまりにも子供向けすぎる見た目から、ゲーマーの注目は他の派手なゲームに向かいがちで、数多くのACゲームの一つとして埋もれてしまった。 だが、良質なゲームを数多く排出した当時のタイトーらしいゲームに仕上がっており、完成度の高い作品といえるだろう。移植などもされているので是非とも一度は遊んでもらいたい。 その後の展開 いくつかの家庭用機へと移植された。 PCエンジン Huカード版(1992年1月17日発売、タイトー) 原作にあった回転機能などを使った演出や各種デモの削除、一部ステージの差し替えなどの相違はあるが、ゲーム性を損なわず丁寧に移植した良作となっている。完全移植にこだわらなければ、特に不満のない内容であろう。 敵耐久が少し柔らかくなっているほか、敵の攻撃も若干控えめになった。 2008年9月16日からPCE版がWiiのバーチャルコンソールにて配信されていた(要600Wiiポイント)。2019年1月31日にWiiショッピングチャンネルが終了したため、現在は購入不可。 セガサターン版(1998年10月22日発売、ビング) 当然ながら、PCE版よりもかなりアーケードに近い移植となっている。ビングがゲーム事業に関わった最後のソフトでもある。 PlayStation 4、Nintendo Switch版(2021年12月2日配信、ハムスター) アーケードアーカイブスの1作品として配信。アーケード版の忠実な移植。 オムニバスソフト タイトーメモリーズ 下巻(プレイステーション2、2005年8月25日発売、タイトー) タイトーマイルストーン2(Nintendo Switch、2023年8月31日発売、タイトー) 余談 エンディング直前に隠しコマンドとしてボタンを2つ同時に押し続けると、『ニュージーランドストーリー』の主人公ティキが出現する。同作は本作と似通った特徴があることから、その流れを汲んでいる作品ともいえる。難易度が見た目の割に高めであることも同じ。 本作の主人公ヒポポはタイトーオールスターが登場するパズルゲーム『ぽっぷんぽっぷ』のPS版で隠しキャラとしても登場している。ガールフレンドのタマスンも2Pキャラクターとして登場。 2022年3月2日に発売された復刻版ミニゲーム機『イーグレットツーミニ』に本作が収録されたが、豪華特装版に付属の攻略本に開発者インタビューが掲載されており、様々な裏事情が明かされた。 曰く、企画段階では水風船で水たまりを作り、ハマった敵を蹴飛ばすというゲームだったが、水たまりがメイン攻撃というアイデアのせいで没になりかけ、メインプログラマーI氏が水流を作ってみせたことで完成できたとの事。 このI氏は『フェアリーランドストーリー』『ニュージーランドストーリー』『ドンドコドン』のメインプログラマーでもあり、前述のような関連性があるのも当然であった。 一見カバに見えないヒポポはディレクターの平松信宏氏の弟が母親に作ってもらったぬいぐるみを開発時のテストキャラとして動かしていたのがそのまま採用されたらしい。後に母親に聞いたところ、最初は犬だったが、耳がとれてカバになったのが真相との事。 なお、キャラクターの設定上は「謎の生き物」であり、厳密にはカバそのものではないようだ。 2019年にフリーライターの大塚たくま氏が思い出のキャラクターとしてヒポポのぬいぐるみ写真をツイッターにアップロードし、本作のキャラクターである事が他のユーザーによって判明するという一幕があったが、この時タイトーのアカウントがリプライを返している。そのリプライを送ったのが生みの親である平松氏である事もインタビューにて明かされた。
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 パチ夫くん パチンコランド大冒険 タイトル パチ夫くん パチンコランド大冒険 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00037 ジャンル テーブルゲーム(パチンコ) 発売元 ココナッツジャパン 発売日 1995-4-14 価格 6800円(税別) パチ夫くん 関連 Console Game FC 目指せパチプロ パチ夫くん パチ夫くん 2 パチ夫くん 3 パチ夫くん 4 パチ夫くん 5 CD-R パチ夫くん 幻の伝説 PCE パチ夫くん 十番勝負 SCD-R パチ夫くん 笑う宇宙 パチ夫くん 3 パチスロ パチンコ SFC パチ夫くん SPECIAL アクション パチ夫 パチ夫くん SPECIAL 2 パチ夫くん SPECIAL 3 PCFX パチ夫くんFX 幻の島大決戦 PS パチ夫くん パチンコランド大冒険 帰ってきた パチ夫くん Handheld Game GB パチンコ TIME パチ夫くん パチ夫くん キャッスル パチ夫くん 2 パチ夫くん 3 パチ夫くん ゲームギャラリー 駿河屋で購入 プレイステーション
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